栽培日記 2008年度

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2008年12月26日
定植 22日〜25日までの4日間
土壌水分計で水分量を測定していますが、適量範囲のやや多め
の状態です。
雨水等の浸入も有り両端の畝は多く、中央の畝は少なめです。
2008年12月17日 ハウス内の定植準備はすべて完了
22日からの定植を待つところです。

JA上伊那まつり農産物品評会において、
当農場パセリが金賞を受賞しました。
2008年12月14日 12日にマルチかけ4棟。
15日月曜日に4棟予定。
考えてみれば、もしマルチを手作業で行ったらどれほどの時間が
かかるのでしょうか?
当農場はマルチ総延長約1Kmですからね。
それを思えば管理機+マルチャーでの作業は大変効率的と思います。

なお22日から定植を予定しています。

所で太陽黒点が地球の気象に与える影響に興味を持っています。
今年8月は1913年以来の太陽黒点ゼロだったとか。
今年は次の太陽活動期に入るはずなのに太陽黒点が増えません。
景気との関連説も有りますが、作物に対しては黒点数に注意する
必要があるかも?
http://swc.nict.go.jp/sunspot/
2008年12月05日 山ごぼうの収穫終了。
予想通り1.55tの収穫量となりました。
初めての栽培でしたが、これでノウハウを蓄積出来ましたので
来年は発芽率100%目指します。
栽培面積は決まっていませんが、今年と同じ20アールか増やして
30アールを計画しています。

パセリの収穫との兼ね合いが有りますが、来年はパセリの収穫を
10月上旬で切り上げて、山ごぼうの収穫を早める予定です。


収穫風景
2008年11月28日 山ごぼうの収穫は25畝中10畝終了(内4畝は短い)
ここまでの収穫量540Kg。
最終的には1.5t前後になるかと思います。
旱魃によって発芽率が大変低かったのですから良い方でしょう。
発芽率が平年並みだったら3t以上の収穫量となるはずですから
来年はもっと人手がいる計算になりますね。

来週中には収穫を終わりにしないと、パセリのマルチかけが出来ません。
本業と副業(ふたつ)も有りますので本当に忙しい日々です。
2008年11月20日 山ごぼう初収穫
前日から雪が舞う11月としては異常な寒さの中の収穫でした。
きょうは試験的に短い畝2つ、選別した所
A−23Kg
格外−40Kgとなりました。
格外と言っても出荷出来る物で多くは太さが2Cm以上です。
出荷不能品は僅かでした。
2008年11月17日
パセリ播種12箱,昨年と同量
12月下旬定植予定です。
2008年11月14日 収穫が終わった後の方が忙しいですね。
土壌消毒、もみがら入れが終わり、この後堆肥と肥料撒きとなります。
12月中旬にはマルチをかけますがそれまでに山ゴボウの収穫を
終わらせなければなりません。
試し堀した山ごぼうをみそ漬けにした所大変美味しかったですね。
市販のしょう油付けも食べてみましたがみそ漬けの方が良い感じでした。

今年度パセリの収穫量は前年比25%増となりましたが、金額的には
5%弱減となってしまいました。
昨年より価格が安かった事が原因ですが、出荷タイミングによって
金額はかなり違いますので来年は機敏に対応する計画です。

2008年10月29日 先週ハウスの収穫は終了して、抜根も本日全棟終了。
今週より土壌消毒を行っています。
露地の収穫を本日より行い明日には終了となります。

パセリの抜根に使用しているサブソイラーが山ゴボウの収穫に使用
出来るのか確かめるため、本日試し堀りした所問題無く使用可能でした。

2008年10月18日 先週まで1万円をキープしていた価格は急降下。
全刈りしながらゆっくりと抜根の予定でしたが、急遽変更して全刈りを
先に進める事にしました。
1日20ケース以上と6月のピーク時以上の量ですので大変な忙しさです。

8棟中5棟全刈りして3棟来週に持ち越しとなりました。
ハウスは全刈りしますが、露地に付いては価格が安ければ
収穫せずに終了する予定です。
それにしてもパセリの価格は大きく変動するものです。
2008年10月12日 パセリの収穫は最終段階となり、14日から最終収穫に入ります。
本年の収穫量は既に過去2年のそれを超えていますが
金額的には高値だった昨年に達するのかは、今後の市場価格にも
よりますが微妙な所です。

抜根次第、順次土壌消毒に入ります。

11月は山ゴボウの収穫と、試験栽培している紫大根の収穫を
予定しています。

2008年10月04日 山ゴボウの様子
発芽率は30〜40%程度です。
発芽率が低かった為、雑草が大変多くて草取りが大変でした。
2008年9月03日 7月の小雨・高温は「うどんこ病」の発生をもたらし、全体的に
出荷量が少なくて価格は高めとなっています。
当農場も「うどんこ病」の発生が続いていましたが、やっと収まって
来た所です。
露地のパセリも7月の高温時に大量の根腐れが発生しましたが
それも収まり、今週枝整理を行い収穫が出来る状態となりました。
露地の生き残った株数は約3,100株と半分になりましたが栽培面積を
増やして有りますので昨年並み又はそれ以上の収穫量となる見込みです。
(昨年の露地は130ケース)

うどんこ病で苦労しましたが、昨年の様に不作の年は市場価格が高く
結果売上高が大幅に増えますので、本音としては豊作を喜べません。
8月上旬以降は昨年より価格は高く推移していますので今後を期待している
所です。

山ゴボウは播種後の旱魃により発芽率が極端に低くなり、どの程度
収穫できるのか未知数です。
栽培者の中には、今年の栽培を諦めて、圃場をロータリーかけした
方もいるとかで、当地の山ごぼう収穫量は計画よりかなり下回るかと
思います。
来年は事前に灌水の準備をして天候に応じてすばやく対処するつもりです。

2008年8月12日
パセリは盆前の高値となっておりますが.露地の枝整理とハウスは
灼け等により多くは出荷できませんでした。
しかしながら、ここで良い株状態になりましたので9月から10月の高値に
より多く出荷できるかと思います。

相変わらず小雨・高温が続いておりまして、山ゴボウの圃場は
昨日・本日と灌水を行いました。
水量は1時間に約9t,4時間で36tと計算上はなるのですが?

今頃になって発芽が始まったりと、収穫時に不揃いとなる可能性が
高いですが、山ゴボウは規格外でも地場で販売可能で、ほぼ全量
販売できるとの事です。

大きさを揃えるには、播種後の鎮圧と、今年の様な小雨の場合は灌水が
必要との認識です。
2008年8月1日 今週のパセリの収穫は半分お休みでした。
市況が安いことと、暑さでパセリの生育不足の為です。

発芽に不安が有った山ゴボウですが、どうにか発芽が始まりました。
今週は明日まで3日間、灌水を行っています。

発芽状況(最も早く発芽した場所)
昨日灌水した畝ですが、表土はすでに乾いております。

畝に籾殻を撒いて有るのですが、籾殻が多い部分の発芽が早い状態
でしたので、昨日再度籾殻を撒きました。
保湿性が高くなる結果と思われますが、これは良い経験でした。

灌水風景
「スミサンスイ」を使用。
1回に2本しか出来ないため、圃場全体に灌水を行うには
3日間かかります。
2008年7月26日 本日より山ゴボウ栽培地の灌水を行いました。
「スミサンスイ」50mを2本で全体の半分の灌水でした。
午後4時頃から午後8時半まで、途中配管が外れるトラブルが
2回有りましたが、無事終了。
8時前に雨が降り出しましたが、無情にも土が濡れる事も無い程の
降雨でした。
2008年7月25日 7月24日、累計出荷数1,000ケース達成。
不作で有った昨年の1,000ケースは9月5日。
一昨年は8月24日でした。

今年の露地パセリは生育が良いのですが
ポックリが大変多くて欠株が目につきます。
過剰に作付けして有りますので、問題は有りませんが
酷暑も影響しているかと思います。

当地は現在干魃に近い状態でして、山ゴボウの発芽に
影響を与えています。
暫く降雨が期待出来ない天気予報ですので、急遽、畑カンに配管して
灌水を来週から行う予定です。

通常山ゴボウの栽培に灌水は必要無いらしいですが、今年は10日以上
降雨がまったく無くて土も乾いた状態です。
しかし当地の畑には農業用水の配管がして有りまして、この様な時
大変便利です。
2008年7月13日 ハウスのビニールに塗布した「ハウスクール」ですが効果は
期待できそうです。
遮光ネットと相まって炎天下でもハウス内は涼しさを感じます。
葉の開きや生育にどのような効果が出るのか期待です。
2008年7月12日 山ゴボウの播種。(約20アール)
大変暑い日でしたが、数日前降雨が有ったので水分量は
ほぼ適量でした。
来週降雨が有りそうですので、ちょうど良いタイミングかと思います。


今週は露地パセリの手入れと共に、6ケース収穫出来ました。
昨年より3週間早い収穫開始ですが、ハウス物の生育が衰えて
来ましたので、それを有る程度補完できそうです。

2008年7月5日
新たに伊那市の地積に42アールの農地を借りることになりました。
来年からの山ゴボウと山菜の栽培予定地となります。

これで借地農地合計は1.6へクタール弱となりました。
2008年7月5日 今週は107ケースと週間では過去最高の収穫量となりました。

ハウスのビニールに「ハウスクール」を塗布して暑さ対策完了。

山ゴボウ栽培地の施肥完了。
12日に播種予定です。
2008年6月20日 いよいよ収穫のピークを迎え今週より週100ケースペースとなりました。
累計出荷数もまもなく600ケースとなり初年度とほぼ同時期で昨年より
10日ほど早く達成です。
収穫を抑え気味にしてこのペースなので総収穫量は過去最高となる
予測です。

ハウス周辺をトレンチャーで排水路を掘り雨対策。
ハウスのドア周りをネットに換え空気の通りを良くして夏の高温対策。

7月になれば山ゴボウ栽培地の施肥、播種となります。
すでに深耕ロータリー3回、通常のロータリー4回ほど行っています。
深耕ロータリー付きのトラクターを借りるため4月に大型特殊免許を取得
しましたが、教習所でも免許センターでも年齢的に恥ずかしさを感じました。
(笑)

化成肥料の大幅値上げが決まりました。
化成肥料と有機肥料を混合していますが、有機肥料も値上がりする
でしょう。
いずれにしても今後何らかの対策が必要と思われます。

2008年6月11日 数年前より危惧されていましたが、いよいよ深刻な状況に?

日経ビジネスオンライン記事

リン鉱石と食糧危機
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080606/160875/?P=1
2008年6月05日 日経ビジネスオンライン記事

山崎養世の「東奔西走」】
農業を日本の先端産業にする
田園からの産業革命をいかにして遂げるか
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_22367_611264_127
2008年5月30日 累計出荷数300ケース超
やっと週80ケースペースとなりました。
来週より週100ケースとしたい所ですが、来週は気温がやや低下
する見込みですのでどうなりますか?

植物活性剤・万田31号を試験していますが、近隣の家庭菜園に有る
大根に散布して見ました。
散布区と無散布区に分けてありますが、葉の状態は明らかに違いが
有りました。
遠くから見て分かるほど散布区の葉は生育が早くなっています。
パセリにも散布しましたが、今のところはっきり分かりません。
1棟は万田31号+ソニックブルームの音楽を聴かせています。

万田31号を散布した大根
2008年5月29日 日経ビジネスオンライン記事

山崎養世の「東奔西走」
このままでは日本は食べていけない
なぜ日本の農業はダメになってしまったのか
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_21883_608868_113
2008年5月18日 11〜12日頃気温が大幅に低下した為生育が緩慢になり収穫量は
増えませんでした。
今の時期は産地移動による端境期で市場価格は例年の如く高値
となっています。

土壌水分計(phも測定可)
根腐れが集中して発生した場所を土壌水分計で
測定すると場所によってはフルスケールとなる程
で水分過剰でした。
マルチに切れ目を入れたり、散水量を減らす等
して少しずつ水分量は減少しています。
最初の散水量が多かった事と、冬の積雪量が
やや多くて、ハウスの際に積もった雪が融けて
ハウス内に地下より浸水したと考えられます。

この土壌水分計は価格が安く(3,150円)
取り扱いも容易でして、大変便利な計器です。

「カン」では無くて数値で管理する事は大変重要
なことと考えます。

土壌水分計の詳細はこちらでご覧下さい。
2008年5月11日 生分解性マルチは6ヶ月程度で分解が始まるので、パセリの様に
10ヶ月間使用する場合には適していませんね。
畝による水分量のバラツキをいかにして少なくするかが課題です。
2008年5月10日 簡易型の土壌水分計を購入し,さっそく調べました。
やはり根腐れした場所は水分が多かったです。
マルチは保湿の目的も有るのですが、その為に水分蒸発も少なく
外側の畝の根腐れ発生が多くなりました。

当面の対策の為、先日一部のマルチにカッターで切れ目を入れて
水分が蒸発する様にしました。
今度これを全棟で行う予定です。
水分の少ない中央の畝の生育は大変状態となっています。

(通気性の有るマルチが有れば良いと思い調べた所「生分解性マルチ」
が通気性が有りそうです。
欠株が減ればマルチのコストアップを吸収できますので要検討)

今週は7棟で58ケースの収穫
1棟当たり8ケース強となりました。
但し残り本数を多くしていて、収穫できる枝も残して無理していませんので
再来週からは週100ケース(500Kg)可能と思われます。
2008年5月01日
累計出荷数55ケース
過去の5月連休前の出荷は
前年2ケース
前々年0でした。
価格は予想より高めに推移しています。

但し今年は欠株が多いのが大変残念です。
粘土質で水はけが悪い所に散水量が多かったのが
最大の原因かと推測しています。
5月中旬からは1日20ケースの出荷を計画しています。

2008年4月23日 本日初出荷 3ケース
今年は早いスタートとなりました。
2008年4月15日 露地 定植完了。
約6,000株
総勢6〜7人で1.5日かかりました。

圃場の片隅には自家消費用として
スティックセニョールとほうれんそうを栽培。

2008年4月09日

露地
アグリシートを
敷き、準備完了
2008年4月08日



露地
マルチかけ
完了
総延長
約500m
7号棟の状態

今年は昨年より
成長が早いです。

2008年3月25日

7号棟の状態
2008年3月22日

山ごぼう
栽培予定地

約40アールの
荒廃地を借地
その内20アール
に栽培予定。

枯れ草が
密集した
荒廃地
でした。
枯れ草を
刈り取り
畑らしく
なりました。
2008年2月28日
露地栽培用の播種
2008年2月18日 2回目植え直し完了 約350株
連日朝の冷え込みはマイナス10℃程度となっていまして
今年は大変寒い日が多いです。

2008年1月16日 植え直しを行いました。
見た目より多くなり400株弱の植え直しでした。
2008年1月12日 1月11日現在欠株は約40株。
率にして約0.3%と今年は大変低い状況です。

新年になってから暖かい日が続きましたが
今年も天候不順となる気がします。
2007年12月29日 無事定植完了し、新年を迎えます。

2007年12月21日
定植開始
本日2棟。
2007年12月14日
マルチかけ完了

苗の状況

本葉が顔を出して来ました。
2007年12月04日 肥料散布
雪が舞う肌寒い天候でした。
2007年11月23日 20日追加播種3箱、
播種箱に散布した水はバチルス菌入りです。

ハウス内は堆肥とバチルス菌処理した牛尿を散布。

露地は栽培面積を拡大。
又パセリ以外の野菜にも手を広げると言うことで、来年は試験栽培を
始める予定です。

2007年11月16日

播種
来年度収穫用播種しました。
播種箱1箱の量をティー・バッグに入れ一晩水に浸した後
ペーパータオルにて水分を吸収。
今回は12箱播種
内1箱は新しい品種です。(実験用)

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